年齢・原因別不妊治療ガイド 

不妊解消ヨガ〜壱伊スタディハウス

不妊の原因に応じた治療法も、この10年で大きく進歩しました。でも、あなたまかせでは納得のいく治療が受けられないこと、ありませんか?

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女性の年齢別計画|治療計画



高齢になるほど、卵子年齢が上がり排卵力が衰えます。

30代前半なら、とりあえず検査をしましょう。

40代以上なら、あえて自然に任せます。

30代後半から、治療の成功率が年々低下するため女性の年齢は、不妊治療の戦略を考える上で最も大きなポイントです。

ここでは、なぜ高齢になると妊娠、出産が難しくなるのかを解説し、年代別の基本計画を紹介していきます。

卵子年齢が出産率の決定因子

夫婦を検査して、妊娠を妨げるような医学的な原因が特に見つからなかった場合、まずはタイミング療法、次に人工授精を行い、それでも妊娠しなければ体外受精を考慮しますがその各ステップにかける時間を
女性が高齢になるほど、短くします。

不妊のため来院した夫婦の治療方針を決める時、医師が最も重視するのが母体側の年齢です。

原因は、卵子の加齢。

これは一重に、女性の妊娠しやすさが加齢と共に低下するためです。

アメリカでは体外受精を行うとき、自分の卵子を使わず、20〜30前半の若い女性から卵子を提供してもらう、提供卵子による体外受精が広く普及しています。

女性が高齢になればなるほど、各ステップにかける時間は短くなり、40歳以上では最初から体外受精を受けるよう勧めることも少なくありません。

しかし女性が35歳なら、タイミング療法を半年行った時点で、人工授精へのステップアップを勧めます。

つまり、若い卵子を使えば、45歳の女性でも25歳の女性と同じくらいの確率で出産できるのです。

人工授精や自然妊娠でも、女性が高齢になるほど、妊娠率は下がり、流産率は上昇します。

その場合の胚移植1回当たりの出産率は胚移植を受けた女性の年齢にかかわらず、50%前後で安定しています。

こうした厳しい現実があるため、医療機関では女性が高齢になるほど、妊娠率向上効果が最も高い体外受精を少しでも早くスタートさせたいのです。

この加齢による妊娠、出産率の低下は体外受精に限ったことではありません。

一方、自分の卵子を使った場合の胚移植1回当たりの出産率は35歳頃から下がり始め、40歳では、21.1%、45歳では2.0%です。

例えば、女性が30歳ならタイミング療法を1年ほど行い、それでも妊娠しなければ、人工授精を行います。

排卵力も加齢と共に低下します高齢妊娠を難しくするもう1つの要因に、排卵力、卵巣予備能の低下があります。

体外受精では一般的に排卵誘発を行って、この候補卵子をすべて排卵に適した段階にまで成熟させます。

候補卵子数が減って、良質な卵子が排卵される確率が下がるので、自然には妊娠しにくくなるのです。

1回の月経周期に排卵される卵子は通常1個ですが、同じ時期に成長する卵子は十数個あり、そのうち1つだけが選ばれ、成熟を続けて排卵されますが、この同時期に成長する卵子の数が加齢と共に減るのです。

高齢になるほど、体外受精で卵子が採れない、胚移植できないという事態が生じやすくなることも、治療計画を考える上で知っておいて下さい。

候補卵子が10個あれば、7〜8個は成熟卵子を採卵できます。

採れた卵子の数が少ないため、受精、培養を経て胚にまで1つも育たない、採卵はできていても胚移植ができないといったことも起こります。

排卵候補卵子を毎回、何個成長させる力が卵巣にあるかには個人差があります。

候補が5個しかなければ、良質な卵子が排卵される確率は半分になりますし、1〜2個しかなければ卵子が排卵されないことも起こりえます。

ただ誰もがいずれ閉経を迎えるように、誰でも高齢になるほど卵巣予備能は下がります。

排卵される成熟卵子の候補が10個あれば、質のいい卵子が排卵される確率が高くなります。

この候補卵子が何個作られるかは、体外受精の成功率にも大きく影響します。

しかし、候補卵子数が少なければ、卵子が採卵できないケースがあり採卵キャンセルも出てきます。それも避けたいですね。

検査だけ受ける計画もあり

検査だけは早めに受けましょう。

例えば、女性に卵管癒着があると判明した場合、若ければ手術で卵管を治して自然妊娠を待つことができます。

そのうちできればいいなと思っているのなら、医療機関で治療をはじめてもいいし、基礎体温と市販の排卵検査薬を使って、自分たちでタイミング療法をやってみても大丈夫です。

そろそろ子供が欲しいと考えている夫婦で、妻が35歳未満ならとりあえず検査を受けてから、どうするか考えるという計画も成り立ちます。

なぜなら、不妊の下人が見つかった場合、女性が若いほど治療による妊娠率が高いうえ、治療の選択の幅も広がるからです。

自然に妊娠できる確率が十分に高いからです。

治療を受けるかどうかや、どんな治療を受けるかは2人で話し合って決めて下さい。

ただし、検査だけは夫を含め、妻が35歳までに受けることをお薦めします。

仮に男性が無精子症で、妊娠のためには顕微授精しかないと判断されても、女性が若いほど高い成功率が期待できるのです。

妊娠を妨げる医学的な原因が見つからなければ、後は2人の気持ち次第なので、すぐに子供が欲しいなら、治療を受ければいいです。

男性に精索静脈瘤があり、精子数が少ない場合でも、女性が若ければ自然妊娠のために手術で精索静脈瘤を治すという選択もできます。

もし治療を受けるなら、少しでも成功率が高いうちの方がいいことは確かなのです。


受診時に治療も視野に入れましょう

できれば、どの段階までの治療を受けるかを医療機関を受診する前に2人で話し合って決めておくといいです。

女性が35〜37歳なら、2人は少し急いだ方がいいです。

急がせているわけではないですが・・・。

医療機関では、一通りの検査後、できるだけ早く治療を始めるよう勧めるはずです。

もちろん検査後、治療について改めて話し合うことも可能ですが自然に妊娠する確率だけでなく、体外受精などの成功率も、時間と共に下がります。

難しい判断を短時間で下さなければならないケースが増えてしまうので、気持ちの整理も欲しいので、時間も大切使いましょう。

また、手術で治せる不妊原因があっても、その後の自然妊娠率を考えると、本当は自然な形で妊娠したかったのに・・・。

と後悔しながら体外受精へと進むことにもなってしまいます。

それと、この年代からダウン症などの染色体異常がある確率が高くなります。

高齢妊娠のリスクの1つなので、知っておきましょう。

すぐの体外受精も現実的な判断です

38歳からは治療の進め方を3ヶ月単位で考えましょうと患者さんに説明しているとの意見も聞かれます。

そして、いつまで治療を続けるかという問題に、答えを導かないとならない日もきます。気持ちのズレをすり合わせる時間も必要になってきます。

40歳になる前に、とそれまで迷っていた2人が駆け込み受診をするのがこの年代です。

どこまで切実に子供を欲しいと思っているのか、それが体外受精の勧めという形で2人に突きつけられます。

どのみち、最初に受診する医療機関は、体外受精を熱心に行っていて胚凍結が可能な施設にすべきでしょう。

そうした施設の方が一般的に治療の成功率が高く、かつ先進的なテクニックを持っているため、治療の選択肢が広がります。

医療機関によっては、すぐに体外受精を受けるように勧めるかもしれません。

明確な不妊原因がなくても、最初から体外受精を受けた2人の方が結果的に子供を授かる確率が高いためです。

自然に任せる選択肢もあります

女性が40歳以上の夫婦の場合、不妊治療を受けられる医療機関が限られてきます。

1回1回の治療が真剣勝負、40代の治療を行う医師は、こんな思いを抱いています。

検査は行うが、40歳以上の女性は治療しないという施設が多いためです。

2人が検査だけのつもりでも、この点は確認した方がいいでしょう。

最初に診療を予約する段階で年齢をつげ、治療まで行ってもらえるかを確認しましょう。

治療まで行う医療施設にかかった方が、真剣に診察してもらえる可能性が高いからです。

そのために不妊治療医はいるのかもしれないと打ち明けた医師もいました。

ご夫婦がやれるだけのことはやった、とあきらめる。

治療を受けても、妊娠する確率が低いことは心得ておきましょう。

なお、この年代では体外受精を受けた場合の妊娠率と、自然に妊娠する確率との差は数%です。流産にもなりやすいため、出産率はさらに下がります。

治療を受けず、自然に任せるという選択も、十分ありえると思います。

半分あきらめて、でもがんばりましょうという気持ち、短期決戦の方がストレスも少ないと思います。

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